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3.1.3 あらかじめ準備しておくこと

ユーザを登録するためには、どのようにシステムを設定するのか、あらかじめ考えておく必要があります。

次の次項をあらかじめ考えておいてください。

	ユーザ名          ユーザのログイン名。パスワードファイ
	              ル内に重複する名前が無いようにする必
	              要がある。
	ユーザ番号         パスワードファイル上で重複する番号の
	              無いように決める。
	              1000-60000 迄の範囲。
	ユーザの属するグループ   既存のグループに属するか、新しく作る
	              か、その名前をどうするか。
	ホームディレクトリ     ホームディレクトリのパス名
	ログインシェル       C、Kシェルなどのどれを使うか。
	パスワード         あらかじめ決めておく。
	環境設定の元になるユーザ名 環境設定のプロトタイプを決めておき、
	              そこからコピーして新しいユーザの環境
	              とする。
	メイルを受け取るマシン   どのマシンのメイルスプールを使うか。
	使用できるディスク容量   容量制限を設ける場合には、これを決め
	              ておく。無制限でもよい。

実例としては、次のようになります。

	ユーザ名          user1
	ユーザ番号         10001
	ユーザの属するグループ   test   (51)
	ホームディレクトリ     /home/sample/user1
	ログインシェル       /bin/ksh
	パスワード         user1psw
	環境設定の元になるユーザ名 summer95
	メイルを受け取るマシン   ipca1
	使用できるディスク容量   20,000 byte



Noriyo Kanayama