ネットワーク上で、/etc/hostsの内容は同一であるべきですので、もしも、 ネットワークに新しいマシンがホストとしてつけ加われば、 このマシンのIPアドレスとホスト名を含むように、ネットワーク上の全ての マシンの/etc/hostsは書き直されなければいけません。 (こうした煩雑さを避けるための、NISを使った hosts情報の管理については、後の章で扱います。)
このファイルは、IPアドレスとホスト名からなり、次のような 形をしています。
127.0.0.1 localhost loghost 202.11.96.10 newkamui.wakhok.ac.jp rewkamui 202.11.96.11 rishiri.wakhok.ac.jp rishiri 202.11.96.12 rebun.wakhok.ac.jp rebun # 202.11.99.33 hydorogen.wakhok.ac.jp hydrogen lxa1 202.11.99.34 helium.wakhok.ac.jp helium lxb1 202.11.98.106 tin.wakhok.ac.jp tin lxj5例えば、202.11.96.10 の IP アドレスに対するマシンの正式名称が newkamui.wakhok.ac.jp ですが、3番目以降には別名を定義出来ます。 最初の 127.0.0.1 は特別な IP アドレスで、ループバックアドレスと言います。 このアドレスは常に自分自身を意味します。 通常、自分のマシンのループバックアドレスに loghost を登録しておく事が必要です。 ( システムのログが syslogd を通じて、この loghost に送られます。逆に、自分以外の 別のホストに送ることも可能です。) ここで、正式名称には FQDN (Fully Qualified Domain Name) を付けた方が良い でしょう(理由は、mail のところで学びます)。