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前節のようにコマンドラインからshareコマンドを実行することは可能ですが、
サーバを立ちあげるたびにこのようなことをしているわけにもいきません。
そこで、System V系のUNIXでは、/etc/dfs/dfstabというファイルの中に必要な
shareコマンドを記述しておくと、これがマシンのブート時に実行されます。
たとえば、ユーザのホームディレクトリをあるマシンに置き、他のマシンからは
これをマウントして使用する場合、サーバ側ではこのdfstabファイルを次のように
記述しておけば良いでしょう。
share -F nfs -d "home dirs" /home
-dオプションのあとのコメントが空白を含んでいるため、これを1つの文字列として
認識させるためダブルクォートで囲んでいることに注意して下さい。
また、コマンドshareall
を実行すると、その時点でdfstabファイルに
記述されているすべてのディレクトリに対してshareを実行します。
Noriyo Kanayama