IoT技術を応用した地域問題解決に取り組んでおります。
張江 洋次朗(助教)
このゼミは、2021年度にできた新しいゼミです。IoTと地域問題の解決をテーマに、学生が主体的に問題を見つけ、ICT技術を応用する実践的な活動をしております。
IoT:Internet of Thingsとは、我々の日常にあふれている多くのモノがインターネットで繋がることを指す言葉です。住宅や車、家電製品や電子機器などを通じて、大量の情報が相互に通信を行う技術の実用化が急速に進んでおります。IoTは、組み込みシステム、ネットワークの技術やデータサイエンスなど幅広い技術により支えられており、本ゼミではこうした基盤技術を基礎から学習しております。
わたしたちはIoTの技術を生かして、次のような稚内地域や留学生の出身であるネパール地域の問題解決に取り組んでいます。
例示したテーマ以外にも、まだまだ見つけられていない問題や取り組めていない問題はたくさんあります。自分のテーマは自分で探す、そのためには、よりよい未来を想像し、社会や問題の本質を深く考察することが大切です。人が介在している作業を自動化できないか、成功している実用例をわたしたちの住んでいる地域に当てはめることはできるだろうか、など日々の生活の中で意識することが肝要です。
わたしは本学出身で、その後大学院へ進学し、この大学へ戻ってきました。ただ漫然と過ごしても意外と得られるモノは少ないです。卒業後はさらなる知識や技能を学ぶために大学院へ進学するのか、大学の4年間を活かして企業へ就職するのか、はたまた起業してベンチャーを旗揚げするのか、など色々な未来が設計できます。その設計が妥当であるかどうかを、現実的な尺度もいれて考えてみてください。