10.3 標準関数と標準ライブラリ

標準的に用意されている関数を標準関数と呼ぶ。printfscanf なども標準関数である。標準関数は、ライブラリと呼ばれるあるファイルに全部 まとめられているので、これを標準ライブラリと呼ぶ。標準ライブラリにどんな 関数があるかは、テキストの付録にも載っているが、通常 Unix では、コマンド nm を用いて調べられる。

標準ライブラリにある関数

% nm /usr/lib/libc.a | more
fprintf.o:
         U __doprnt
         U _fflush
00000000 T _fprintf

printf.o:
         U __doprnt
         U __iob
00000000 T _printf

この例にあるように、Unix では標準ライブラリは /usr/lib/libc.a というファイル で、fprintf, printf などが標準関数である( .o がついているもの がそうである)。 これらの標準関数の引数や返り値は、UNIX では man を用いて調べられるが、 詳しくは適当な本を参照しなければならない。



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Hiroyasu Asami