前の節の例で出てきた次のような宣言を考えよう。
test1(); |
この関数宣言は、整数型の関数 test1 を宣言しているが、引数の宣言を何もしていな い。このような場合、引数なしとして扱われるのではなく、引数の検査をしないという 意味になる。従って、このような宣言は、文法上は許されるが、実際にはしないほうが 良い。引数がない関数を宣言したい時には、次のように宣言する。
test1( void ); |
次に、この例では、関数の型を省略しているために、関数の型は整数になっている。
しかし、返り値がない関数を宣言したい場合にはどうするかというと、この場合も
void
を用いる。
void test1( void ); |
これで、引数なし、返り値もない関数が宣言できる。