15.2.1.5 静的外部変数

外部変数は2つの側面があります。一つは、外部変数を確保したモジュール内部 から等しく見えるというモジュール内グローバル変数的な面と、今一つは モジュール外部からも見えるという文字通りのグローバル変数としての側面です。 従って、モジュール内部では共通に利用したいが、モジュール外部からは見えない ようにしたいという場合も当然出て来るでしょう。 例えば、前に作成した RPG のゲームにおいて、主人公の状態に関する 変数をモジュール内部では共通に利用できるようにしたいが、外部の 他のソースからは勝手に変更 出来ないようにしておけば、プログラムの安全性は高まるでしょう( プログラマー自身の間違いから守られるという事)。 そうした用途のために、外部変数を宣言する際に、static クラスに指定する方法があります。このようにすると、外部変数でありながら、 モジュール外部からは参照できない変数になります。

    static int module_global;



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Hiroyasu Asami