#include
命令である。この命令の意味は、指定したファイルをその場所に
取り込む事である。従って、モジュール間で共有したいファイルなどを取り込むた
めに使われ、標準ライブラリなどの部品の関数宣言やその他の定義もこれを用いて
ソースに埋めこまれるようになっている。
<>
でファイル名を括った場合には標準のパスからしか読み込まない
が、
#include <stdio.h>
""
で括った場合には、カレントディレクトリを探してから標準パスを
探すようになっているので、自作のファイルを取り込む際にはこちらを使う。
#include "mylist.h"
こうした取り込まれるファイルはヘッダーファイルと呼ばれ、拡張子に
.h
を用いるのが慣例となっている。
変数 | 宣言場所 | 記憶クラス指定子 | 有効範囲 | 寿命 |
レジスター変数 | 関数(ブロック)内部 | register | 関数(ブロック)内部 | 消滅 |
自動変数 | 関数(ブロック)内部 | auto | 関数(ブロック)内部 | 消滅 |
静的変数 | 関数(ブロック)内部 | static | 関数(ブロック)内部 | 永続 |
外部変数の引用 | 関数内部 | extern | 関数内部 | 永続 |
外部変数の引用 | 関数外部 | extern | モジュール内部 | 永続 |
外部変数 | 関数外部 | 無し | モジュール全域 | 永続 |
静的外部変数 | 関数外部 | static | モジュール内部 | 永続 |