15.2.1.2 自動変数

自動変数はデフォルトの記憶クラスであり、ブロックの中で普通に宣言した 変数は全て自動変数になっています。つまり、我々が利用して来たほとんどの 変数は自動変数だった訳です。自動変数の特徴は、ブロックの最初に生成され、 ブロックの終りで消滅する点です。つまり、ブロックの中でしか命がない点 です。従って、ブロックの外で、ポインタなどを使って参照しても、まったく 結果は保証されていません。その代わりに、メモリの効率的な使用が自動的に 行われるという利点が得られるのです。

一応、自動変数のキーワードを書いておくと、auto がそれです。
    auto int i;
しかし、指定する必要はありません。通常確保した変数は自動変数だと言う事 だけを理解しておけば良いでしょう。



最初のページ 戻る 次へ 最後のページ 目次
Hiroyasu Asami