HSQLDBの使い方


HSQLDBとは?

HSQLDBは、Javaでできたオープンソースのリレーショナルデータベースです。 サイズが小さく、インストールも簡単なため、 手軽にデータベースを利用できます。

詳しくは、HSQLDB のページ をご覧ください。

データセット

HSQLDB は、起動したディレクトリに各種ファイルが生成されます。

4つのモード

HSQLDB は、次の4つのスタイルで動作します。

サーバモード
通常のデータベースと同じように、データベースサーバを立ち上げ、 クライアントからアクセスします。
Webサーバーモード
HTTP経由でサーバにアクセスします。
In-Memory モード
データを一切保存せず、メモリ上だけで動作します。
スタンドアロンモード
サーバとクライアントが一体となって動きます。

HSQLDBの動かし方

0. インストール

HSQLDB のページから zipファイルをダウンロードして、 適当なディレクトリ上に展開してください。

1. HSQLDBサーバの起動

HSQLDB をインストールしたディレクトリの中に ある data ディレクトリに移動して、 HSQLDB のサーバを起動します。 この場合は、サーバモードとなります。

C:\> cd hsqldb_1_7_1\hsqldb\lib
C:\hsqldb_1_7_1\hsqldb\lib> java -cp ..\lib\hsqldb.jar org.hsqldb.Server -database TEST

これでサーバが立ち上がりました。

2. DatabaseManager の起動

別なウィンドウで、DatabaseManager を起動します。

C:\> cd hsqldb_1_7_1\hsqldb\lib
C:\hsqldb_1_7_1\hsqldb\lib> java -cp ..\lib\hsqldb.jar org.hsqldb.util.DatabaseManager

3. データベースの選択

Type: の項目で、データベースのモードを選択します。 この場合は「HSQL Database Engine Server」を選択します。

4-1. SQL が書かれたファイルを指定する

SQL が書かれたファイルを「File メニュー」-->「Open Script」で 指定します。例えば、"create.sql" を指定します。

その後で、右上の「execute」ボタンを押します。

これで、ファイルに書かれたSQLが実行されます。

4-2. 直接SQL文を記述する

右上のテキストボックスに SQL 文を記述して、 execute ボタンを押すことで、SQL文を実行できます。

実行結果は、右下の欄に出力されます。

もう1つの例。

5. DatabaseManager とサーバの終了

サーバは、次の2通りの方法によって終了できます。

DatabaseManager は、「File メニュー」-->「exit」で終了できます。


Last modified: 2003-10-07 (火)
tomoharu@wakhok.ac.jp