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classからbeanへ

Java Beans プログラミングは、いわゆる「オブジェクト指向プログラミング」を 継承しています。ただ、そこでは、「オブジェクト」より高度なbeanを プログラム開発の基本単位にしようとしています。 Java Beans プログラミングは、次のような特徴を持っています。

第一に、それは、プログラムの「部品化」「コンポーネント化」を強力に 推し進めます。Java言語のプラットフォームに依存しないという性質は、beanとしての 部品の汎用性を更に高めます。

第二に、「部品」は、たんなる「部分」ではありません。それは、相互に関連しあって 一つの「全体」を形づくります。 Java Beansでは、beans相互のインターフェースが、 イベントの送り出しという統一的なスタイルで記述されます。

第三に、Java Beansは、beansを作り出す開発環境との適合性を強く意識しています。 Java Beansの仕様に従えば、たとえ異なる開発環境で開発されたbeansであっても、 プロパティの編集や特別なcustomizerの利用など、他の開発環境でも 「部品」として同じように扱うことが出来ます。



maruyama@wakhok.ac.jp