Serializationは、Javaのオブジェクトがそのまま入出力の対象となるように Javaの入出力を拡張したものです。Serializationは、直訳すれば「直列化」とも言う べきものですが、その名前は、あるオブジェクトを、それが関連するオブジェクトと いっしょに、バイトのストリームに変換することからきています。 同時に、Serializationは、あるストリームから、構造をもったオブジェクト達を 復元する方法もサポートしています。これは、Deserializationと呼ばれます。 この機能を使えば、状態が変化するオブジェクトを現時点の状態を保存して、あとで それを復元するとか、あるいは、ネットワークをまたいで、あるオブジェクトを 送り出すということが可能になります。JDK1.1で新たに導入された Remote Method Invocation (RMI)は、この機能をベースにしています。