この章では、JDK1.1で導入された、新しいイベント・モデルについて学びます。 Java Beansでは、この新しいイベント・モデルの理解が、決定的に重要です。
本章全体を通じて、素材は、Frameの上にButtonとCheckboxとlistとchoiceが のっかっていて下の方にTextFieldがあるだけの簡単なものです。 この同じ見かけ、同じ機能を持つGUIのイベント処理を、 何通りかの違ったスタイルでプログラムして見ようと考えています。
最初の二つは、旧来のJDK1.0でのイベント処理のやりかたです。 それに続いて、JDK1.1で推奨されているスタイルを見てみることにします。 これにも、Listenerを登録する基本形の他に、Adapterクラスを使う方法、 無名(anonyous)のinner classを使う方法など、いくつかのバリエーションがあります。 素材はシンプルですが、いろんなスタイルでプログラムが書けることを理解して もらいたいと思います。