UNIXのユーザ登録の際には、グループ名を番号で指定します。この番号で指定されたグループ名に、もっとわかりやすい名前を付けることができます。たとえば、グループ 1301 は、 student98 である、等という、番号とグループ名の対応を書くファイルが /etc/group ファイルです。
また、1人のユーザは、複数のグループに属することができます。
その場合、同じく /etc/group ファイルで、グループ名を書き、それに属する人の一覧を並べます。
パスワードファイルで指定されるグループを、プライマリー・グループといい、そのほか、/etc/group で指定されるグループを、セカンダリー・グループと言います。
グループファイルの内容例を以下に示します。
root::0:root other::1: bin::2:root,bin,daemon sys::3:root,bin,sys,adm adm::4:root,adm,daemon uucp::5:root,uucp mail::6:root tty::7:root,tty,adm lp::8:root,lp,adm nuucp::9:root,nuucp staff::10:maruyama,kanayama,sakamoto,fujiki,himemiya,tatsuo,saga,momma,akihiro daemon::12:root,daemon sysadmin::14: nobody::60001: noaccess::60002: summer98::1998:
このファイルのフィールドの意味は、次のとうりです。
第1フィールド: グループ名 第2フィールド: 現在使われていない(パスワード) 第3フィールド: グループID(GID) 第4フィールド: メンバーリストプライマリー・グループの指定の際には、第1,3フィールドを、セカンダリー・グループを指定の際には、第1,3,4フィールドを指定します。