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6.9 演習課題

演習 6.1   yp domain 毎に、/etc/aliases を編集し、各ユーザーのスプールホストを決めなさい (1台に一人づつ割り振る事)。また、FQDN で書くことを忘れないで下さい。 ypcat aliases で、すべてのマシンからそれが見える事を確かめなさい。

演習 6.2   /pub/CF-3.7Wpre6.tar.gz を解凍しなさい。通常、解凍に当たっては、
      % gzip -dc CF-3.7Wpre6.tar.gz | tar tvf -
で確認をしてから、
      % gzip -dc CF-3.7Wpre6.tar.gz | tar xvf -
で解凍します。

演習 6.3   /pub/CF-3.7Wpre6/ に移り、make cleantools, make tools を実行して、 CF を使えるようにした後に、sendmail.def を作成しなさい。 作成する sendmail.def は、スプールホスト用で、DNS+NIS を 使った設定にしなさい。 出来た sendmail.cf を使って、本文の通りにアドレス書き換え等をチェック しなさい。 うまく行ったならば、/etc/sendmail.cf を削除し、作成した sendmail.cf をインストールしなさい。

演習 6.4   sendmail.mx は既に /usr/lib/ にインストールされています。 但し、名前は sendmail.8.9.1.SunOS5.5.mx です。 sendmail.sh へのシンボリックリンク sendmail を削除し、 新たに sendmail.8.9.1.SunOS5.5.mx へのシンボリックリンクを sendmail として作りなさい。
      # cd /usr/lib
      # rm sendmail
      # ln -s sendmail.8.9.1.SunOS5.5.mx sendmail

更に、/var/mail, /var/spool/mqueue, /bin/mail.local の パーミッション、オーナー、グループが本文の通りになっているかを確認しなさい。

演習 6.5   現在、稼動している sendmail を kill し、新しく sendmail をデーモンとして 立ちあげなさい。但し、NIS を設定しなおした後に一度もリブートをしていない 場合には、必ず一度リブートをしないと、ドメイン名の取得がうまく行きませんので、 注意して下さい。

動いている事を確認したら、telnet を用いて、sendmail の 動作を確認しなさい(配送テストはしなくても良い)。

演習 6.6   自分の yp domain すべてのマシンの sendmail の動作を確認したら、 まず、ドメインマスターのローカルユーザーにメールを送ってみなさい。 これは、すべての自分の yp domain のマシンからやってみること。

演習 6.7   自分の yp domain の色々なマシンから、 NIS map 上の他のユーザーにメールを 送り、ヘッダーを全てチェックしなさい。

演習 6.8   ここまでの演習が全て終わった別の domain を探して、そことの間でのメールの 配送をしなさい。特に、ハブホストでないスプールホスト間での配送が正常 かどうかをチェックしなさい。

演習 6.9   もし時間があれば、どれか一台のマシンをスプールホストから非スプールホスト に変更しなさい。即ち、/etc/mail/aliases を編集し、次に非スプールホスト用の sendmail.cf を生成すること。設定が出来たら、domain 内での配送、domain 間 での配送についてテストしなさい。



Noriyo Kanayama