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8.2.1 設定ファイル

CML ではデフォルトの動作を決めるために、CML をインストールしたディレクトリ (以下 $CML/ と呼ぶことにします) に config.default というファイルがあります。ここでデフォルトの動作というのは、 CML で管理するすべてのメイリングリストに共通の設定という意味です。つまり、 メイリングリストを作るたびに、どういう設定にするかは悩まなくても良いという ことなのです。勿論、場合によっては違う動作をするようなメイリングリストを 作りたい場合もありますが、その場合、そのメイリングリストが special という 名前でしたら、$CML/special/ のディレクトリ下に、config.special というファイルを作るだけです。このファイルは、config.default をコピーして、 書き換えれば良いでしょう。

以下では、config.default について重要な所のみを 簡単に解説します(詳しくは CML の Doc/installを見て下さい)。

ARCHIVE

流れた記事をアーカイブするかどうか(DO or DONT)。 この場合のアーカイブは、記事を保存するかどうかであって、圧縮とは無関係。 普通は DO で良いでしょう。

REPLYSW

ML に流す記事のメイルヘッダーの Reply-To: に関する 選択。通常、ML では From: 行はそのままにして(メイルを投げた人が分かる ように)、Reply-To: を ML のアドレスに設定します。これによってリプライメイル が投稿した人にではなく、ML 宛になるようにしている訳です。従って、通常は 1 の強制的に Reply-To: をML宛にするというオプションにしておきます。

しかし、ある種の特別な場合には Reply-To: をつけない方が良い場合があります。 実は、本サマースクールの申し込みは全てメイルで管理されており、 summer-acceptwakhok.ac.jp@ はメイリングリストになっています。これは、 申し込みのメイルを全て自動的に保存する事や、内部の関係者に同時に流れるように するためです。この場合、当然参加者は内部の人間だけですが、返事を返すときには 申し込みをした当人に返るようにしていなければなりません。その場合には、この REPLYSW を 3 の Reply-To: ヘッダーを変更しないという選択にしておくと良いのです。

SUBSTYLE

ヘッダーのサブジェクト行を加工するかどうかの選択。 通常は、1 または 2 を選択します。1 は [ML名] 元のサブジェクト で、2 は [ML名: 通し番号] です。このように、ML 名がつくようにしておくと、受け取る側は 自動振り分け機能などを使って整理する時に便利です。

AUTOADD

ML への参加を自動化するか否かの選択。(DO or DONT) 先の申し込みに使うようなクローズドな場合には DONT を指定します。通常は、 誰でも簡単に参加できるように DO を使えば良いでしょう。



Noriyo Kanayama