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9.10.3 接続テスト

nntp のソケットに正しく接続できるか telnet でテストします。 記事の交換相手ニュースサーバー・マシンは nntp.hosts に ダミーとして自マシン(ニュース・サーバ)を登録したので 自分自身に telnet します(ポートは 119)。

$ telnet lxa1 119

次のようなメッセージが出れば正解です。

200 lxa1 InterNetNews server INN 1.7.2 08-Dec-1997 ready

次にクライアントとして nnrp.access に登録されている lxa6 から サーバの lxa1 に接続します。

lxa6$ telnet lxa1 119

200 lxa1 InterNetNews NNRP server INN 1.7.2 08-Dec-1997 ready (posting ok).

こちらは、ポストも可能と出るはずです。

(この後、何も入力を行わずにいると30秒ほどで「Connection close」されます)

うまく行かなければ hosts.nntp, nnrp.access を修正して再テストを行います。 修正は $INN/site 上で行ってください。 再テストの際はデータを新たに更新しなければいけません。 「make reload-install」はrootで行った方が良いでしょう。

$ cd $INN/site
ファイルの修正
<root になる>
# make reload-install

(#このとき「エラー表示」が出てmakeが止まることもありますが、まずは 気にせずもう1度試して見て下さい。うまくいっていることもあります)

マシン名からIPアドレスを得られないための失敗が多いです。 うまく行かなければ、「ypcat hosts | grep マシン名」として、エントリの はじめのフィールドに書いてある方のマシン名を使用してみて下さい。

これでも、駄目な場合は IPアドレス(202.11.???.???)で試してみて下さい。

 

テストがうまくいったら hosts.nntp から自(サーバ)マシン(lxa1)の エントリを削除して下さい。 先ほどの設定は自分自身をニュースの交換相手マシンとして 指定するという意味なので、このままでは記事を投稿できません (hosts.nntp のサーバー項目に自マシンのエントリは必要ありません)。

その後、記事を投稿(あるいは、読むことが)できるように自分自身(lxa1)の エントリーを nnrp.access に登録して下さい。 その際、記事の読み書きを許可する他のマシンも一緒に登録してください。

nnrp.access

lxa6.wakhok.ac.jp:Read Post:::*
lxa1.wakhok.ac.jp:Read Post:::*
lxa2.wakhok.ac.jp:Read Post:::*

あるいは、

lx*.wakhok.ac.jp:Read Post:::*

のようにワイルド・カードを使用してもかまいません。

その後正しく、書き換えが行われたかのチェックとして

$ perl /pub/usr/news/bin/inncheck

を実行した方が良いでしょう。

うまくファイルが変更できているのが確認できたら、スーパーユーザ(root)になって、

<スーパーユーザ(root)になる>
# cd $INN/site
# make reload-install

で、設定ファイルを再度インストールし直して下さい。



Noriyo Kanayama