誤解が生じ易いのは、ここで用いられている「ユーザ」という言葉です。
UNIXの世界でも、「ユーザ」という言葉が使われますが、この二つの「ユーザ」
は、全く関係がないといっていいのです。
アクセス・コントロールで問題になるユーザは、wwwドキュメントにアクセスする
ユーザであり、世界中に散らばっているインターネット利用者です。当然、UNIX
を通じてネットに入って来る人もいれば、PCやMacを使っている人もいるはずです。
wwwのサーバは、アクセス・コントロールを行おうとする特定のディレクトリに対して、 アクセスを許す特定の「ユーザ」が登録されたファイルを持ちます。
繰り返しますが、ここに登録されるべき「ユーザ」は、サーバ・マシン上の UNIXユーザとは直接の関係はありません。もし、本学のユーザではない、アメリカの goaというユーザが、clintonというパスワードで、本学のプロテクトが掛かっている ドキュメントにアクセスしたいと思えば、そのドキュメントに対応するパスワード・ ファイルに、登録されていなければなりません。