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Ethernet のバンド幅は、10Mbps(全二重では 20Mbps)ですが、転送方式に、CSMA/CD 方式を採用しているので、全バンド幅の 50% 程度で飽和状態に達すると言われ
ています。CSMA/CD 方式は、バス共有型のネットワークであり、10Mbps の
バンド幅は共有されています。また、データ送信において衝突が検出
されれば、一定時間をおいて再びデータを送信するという方式をとっており、
言わばネットワークにつながった全てのマシン間での雑談方式とも言うべき
通信方法を取っています。そのために、全員が一度に話し始めると、
衝突が起こりやすくなり、結果として通信できなくなります。これが、先に
述べた飽和状態なわけです。これを改善するものとして最近使われるように
なったものにスイッチング・ハブがあります。スイッチング・ハブは、
2点間の通信を他のポートに流さないようにするもので、Point to Point
のネットワークなのですが、ブロードキャスト(放送)などは従来通り
のバス共有型のネットワークと同じに扱うので、ネットワーク移行が
安易に出来る特徴がありますが、ある一つのサーバーに通信が集中している
場合などには効果がないので万能ではありません。
Noriyo Kanayama