ISC DHCP V2 の最新バージョンは、Beta 1, Patchlevel 6 で、dhcp-2.0b1pl6.tar.gz として ISC の anonymous FTP site に置かれています。 解凍して、configure, make を実行すれば、client/, relay/, server/ にバイナリ が作成されます。Solaris の場合は、ほとんど問題なくコンパイル出来るでしょう。
インストールは、make install でも行えますが、ここでは手でインストールします。
# cd server # cp dhcpd /usr/sbin # chmod 755 /usr/sbin/dhcpd
DHCP では標準では、port 67 をサーバが、port 68 をクライアントが使いますので、 それを、/etc/services 又は NIS の services map に登録しておきます。
dhcps 67/udp #dhcp server dhcpc 68/udp #dhcp client
後は、dhcpd がシステムのスタート時に自動的に起動するように 登録しておけば良いでしょう。例えば、以下のように /etc/rc2.d/S88dhcp というファイルに設定します。
#!/bin/sh if [ -f /usr/sbin/dhcpd -a -f /etc/dhcpd.conf ]; then /usr/sbin/dhcpd fi
必要ならば、dhcpd にオプションを指定して下さい。
ISC 版 dhcpd は、2つのファイルを利用します。1つは、スタートアップ時に 設定を読むための設定ファイル dhcpd.conf で、もう一つは、現在どの IP を 貸し出しているかを記述しておくための dhcpd.leases です。各々、次の 節で説明します。