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Solaris for x86システムのような、いわゆるPC-UNIXではハードディスクがい
くつかのOSで分割されていることも珍しくありません。もっとも多いのは
DOS-Windows用の領域との共存でしょう。この場合、ハードディスクはDOSの区
画として分割されており、最初にどの区画からブートするかを選択する必要が
あります。このへんは各OSごとにこのためのブートセレクタが提供されていま
すので、それを用いるか、あるいはフリーウェアや市販のブートセレクタを使
用してもよいでしょう。(例えば、ライフボートからはSystem Commanderとい
うブートセレクタが発売されているようです。OSマニアの方はこの種のツール
を導入する価値は十分にあるでしょう。)
Solaris for x86ではこの段階はプライマリ・ブートシステムが受け持ち、1台
目のハードディスク上のどのOSを起動するか選択できます。(ファイルシステ
ムの章を参照して下さい)
ここでSolarisパー
ティションを選択すれば、セカンダリ・ブートシステムが起動され、Sparcマ
シンと同様のモニタ画面になります。ただし、デフォルト設定では5秒待つと
自動的に既定値によりカーネルローディングが開始されます。
Noriyo Kanayama