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2.1.1 Solaris for x86でのブート

Solaris for x86システムのような、いわゆるPC-UNIXではハードディスクがい くつかのOSで分割されていることも珍しくありません。もっとも多いのは DOS-Windows用の領域との共存でしょう。この場合、ハードディスクはDOSの区 画として分割されており、最初にどの区画からブートするかを選択する必要が あります。このへんは各OSごとにこのためのブートセレクタが提供されていま すので、それを用いるか、あるいはフリーウェアや市販のブートセレクタを使 用してもよいでしょう。(例えば、ライフボートからはSystem Commanderとい うブートセレクタが発売されているようです。OSマニアの方はこの種のツール を導入する価値は十分にあるでしょう。) Solaris for x86ではこの段階はプライマリ・ブートシステムが受け持ち、1台 目のハードディスク上のどのOSを起動するか選択できます。(ファイルシステ ムの章を参照して下さい) ここでSolarisパー ティションを選択すれば、セカンダリ・ブートシステムが起動され、Sparcマ シンと同様のモニタ画面になります。ただし、デフォルト設定では5秒待つと 自動的に既定値によりカーネルローディングが開始されます。



Noriyo Kanayama