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2.2.4 デバイスのリコンフィグレーション

CD-ROMや増設ハードディスクなど、新規にハードウェアをシステムに加えた場 合、これをUNIXシステムから利用するには、

という作業が必要です。特殊なハードウェアであれば、そのハードウェアのメー カがデバイスドライバを用意しているでしょう。SCSIのハードディスクや CD-ROMであればすでにシステム内にドライバが用意されています。 BSD UNIX等伝統的なUNIXシステムではカーネルのリコンフィグレーションは管 理者がone's own riskで行なう厳粛な儀式でしたが、Solarisではシステムに 接続された周辺機器の検出はシステムが自分で行なってくれます。今パソコン の世界で騒がれている(そして、まだ実現しているとは言い難い)プラグ&プレ イの環境がSolarisでは当たり前になっているわけです。そのために必要な手 続きはただ一つ、モニターモードからのブート時に boot -rとすること です。この指定により、ハードウェアの自動検出およびデバイスファイルの再 設定が行なわれます。また、リブートする前にルートディレクトリに reconfigureという名前の空のファイルを作っておくことでもブート時にデバ イスファイルの再構成が行なわれます。



Noriyo Kanayama