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2.2.5 その他のブート手段

ローカルのディスクから立ち上がる以外に、テープやCD-ROMから立ち上がること や、ネットワークを使って立ち上げることが可能です。 テープやCD-ROMからの立ち上げは、新しいシステムのインストール時に よく使われますし、ネットワークからの立ち上げは、 ネットワーク上にディスクレス・クライアントを置く場合に、使われます。 実際には、OSのインストール時にこれを必ず経験するはずですね。また、これ はシステムの設定ファイルに間違った記述をしてしまい、どうしてもシステム を立ちあげられなくなってしまった時にも有効な非常手段です。 CD-ROMや、x86システムならインストールフロッピーディスクから起動し、実 際のインストールプロセスに入る前にインストーラを終了します。この段階で もハードディスク上のものとは違いますが立派にUNIXカーネルが動作している ので、手動でハードディスクをマウント(ファイルシステムの章を参照)し、シ ステムファイルの修正を行なえばよいのです。



Noriyo Kanayama