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Solarisを含め、SYSTEM V系のUNIXには、ランレベル(run level)と呼ばれる
動作状態があります。ランレベルには8種類あります。
普通の状態のシステムは、レベル3で走っています。シングル・ユーザー状態
のレベルは、レベルs、またはSと書かれることがあります。それぞれのレベル
の特長をまとめてみました。
- レベル 0
- パワー・ダウン状態。この状態の時にだけ電源を切ること
ができる。
- レベル 1
- システム管理状態(シングル・ユーザー)。
/ と /usr ファイル・システムだけがマウントされている。他のユーザーは、
ログイン出来ない。
- レベル 2
- 通常の状態で、複数のユーザーがファイルシステムに
アクセス出来る。NFSサーバー(syslog、RFSも)が動いていない。
- レベル 3
- マルチ・ユーザー状態
(リソースがエキスポートされている)。通常の動作状態。
- レベル 4
- 別のマルチ・ユーザー状態。現在使われていない
- レベル 5
- ソフトウェア・リブート状態。デフォールトのブート・
デバイス以外のデバイスを指定する。 インターラクティブなリブート状態。
reboot -a と同じ。
- レベル 6
- リブート。システムを行ったんレベル0に落し、マルチ・
ユーザーで立ち上げる。
- レベル s,S
- シングル・ユーザー状態。全てのファイルシステムが
マウントされている。
この他にも、疑似的なランレベルとして a、b、c、qがあります。詳しくは
initコマンドのマニュアルページを参照して下さい。
現在のシステムの動作状態は、次のコマンドで知ることができます。
who -r
Noriyo Kanayama