/etc/passwd | ユーザ登録の基本となるファイル /etc/group |
これらのファイルについては、デフォルトの設定のままでよい場合、またOSの
インストール時に生成されるものをそのまま使用すればよい場合もあります。
変更が必要な場合はそれぞれの章でふれることにします。
システムのブート時にマシンは自分のホスト名からIPアドレスを認識します。そ のためには少なくとも/etc/hostsファイル中に自分のホスト名が記述されてい なければなりません。また、ローカルエコーバック用のアドレスとして、 127.0.0.1というIPアドレスがlocalhostというホスト名に対応づけられている 必要があります。従って、ホスト名がtomrausi、IPアドレス202.11.100.21を 持つマシンの場合、最小限の/etc/hostsファイルは次のようになります。
127.0.0.1 localhost 202.11.100.21 tomrausi loghostここで、loghostというのはそのマシン上でシステムのエラーメッセージなど のログを記録するために必要なエントリです。このマシンから別のマシンへホ スト名を指定して通信したい場合、また設定ファイルの中で他のマシンのホス ト名を使用している場合は、それらのマシンもこのファイルの中に記述するこ とになります。
これらの設定ファイルは、あるサイトで、またはサイトのネットワーク内で共 通にしておけばよいことが多くありますが、その場合は各マシン毎にこれらの ファイルを設定しなくても、ネットワーク上で一元的にこれらの情報を管理す る方法があります。その場合、 ``NISドメイン名''を正しく設定する必要があ ります。(NISの章を参照)