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3.5.2 edquota

システムで quota を使えるような設定が終了したら、今度は、各ユーザー単位 での quota の設定が必要となります。

edquota は、引数にユーザー名をとりそのユーザーの quota を設定します。 コマンドを起動すると、vi が呼び出されて、次の画面のような 表示に変わります。

fs /home blocks (soft = 700, hard = 750) inodes (soft = 0, hard = 0)
~
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(途中省略)
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~
"/tmp/EdP.aa0865" 1 line, 69 bytes

ここでの数字は、次のような意味です。

blocks の数値は、ファイルの容量の合計をキロバイトで表したものです。 soft ソフトリミット。これを越えて、一定の時間が経過すると、新しいファイルの生成ができなくなる。(1週間程度)

hard ハードリミット。これを越えると、直ちに新しいファイルの生成ができなくなる。

ionodes の数値は、ファイル管理のためのI/Oノードと呼ばれる部分の使用量です。おおよそ、ファイルの数と考えてください。soft, hard の意味は、上と同じです。

この部分に 0 を設定しておけば、無制限に使用できます。

このコマンドは、スーパー・ユーザーは、次の書式で使うことが多いはずです。

      edquota -p proto-user new-user

-p のオプションは、proto-typeの意味で、 ユーザーproto-userと同じ quota 情報を、new-userに設定することが出来ます。 この時、もちろんエディターは呼び出されません。



Noriyo Kanayama