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通常のUNIXワークステーションでは、物理的なディスク装置全体を一つのOSで
使用するのが普通です。これに対し、最近大変な勢いで広がっているPC UNIX
ではUNIX以外のいくつかのOSとハードディスクを分割して使用することも普通
に行なわれています。そこで、ここでは物理ディスク上の一つのOSで使用する
ディスク領域をパーティションと呼びます。
UNIXでは、このパーティションを通常0から7までの8つの論理
ディスクに分割して取り扱います。この論理ディスクのそれぞれを
スライスと呼びます。一つのパーティションを、複数の論理ディスクに分割す
ることによって、データの管理がしやすくなります(もちろん分割が不適切
であれば使いにくいシステムになります)。
この8つのスライスのうち0、1、2の3つのスライスについては、
- スライス 0
- ルートファイルシステム
- スライス 1
- スワップエリア
- スライス 2
- 全物理ディスク全体
を表すという約束になっています。
Noriyo Kanayama