next up previous contents
Next: 4.2.3 割り当てるべき領域 Up: 4.2 デバイスファイル Previous: 4.2.1.1 ディスクデバイス名の例

4.2.2 パーティションとスライス

通常のUNIXワークステーションでは、物理的なディスク装置全体を一つのOSで 使用するのが普通です。これに対し、最近大変な勢いで広がっているPC UNIX ではUNIX以外のいくつかのOSとハードディスクを分割して使用することも普通 に行なわれています。そこで、ここでは物理ディスク上の一つのOSで使用する ディスク領域をパーティションと呼びます。

UNIXでは、このパーティションを通常0から7までの8つの論理 ディスクに分割して取り扱います。この論理ディスクのそれぞれを スライスと呼びます。一つのパーティションを、複数の論理ディスクに分割す ることによって、データの管理がしやすくなります(もちろん分割が不適切 であれば使いにくいシステムになります)。 この8つのスライスのうち0、1、2の3つのスライスについては、

スライス 0
  ルートファイルシステム
スライス 1
  スワップエリア
スライス 2
  全物理ディスク全体
を表すという約束になっています。



Noriyo Kanayama