この領域を使用目的に応じて分割し、各スライスに割り当てるのですが、注意 すべき点は次のようなことです。
参考までに、x86システムで540MBのIDEディスクを2台、2GBのSCSIディスクを 1台使用しているマシンの構成を紹介します。
tomrausi:/home/net/tomrausi/momma[325]:df -kl ファイルシステム Kバイト 使用済 使用可 使用率 マウント場所 /dev/dsk/c0d0s0 150999 18720 117189 14% / /dev/dsk/c0d1s0 343439 262554 46545 85% /usr /proc 0 0 0 0% /proc fd 0 0 0 0% /dev/fd swap 71832 528 71304 1% /tmp /dev/dsk/c1t0d0s7 492739 315011 128458 71% /home /dev/dsk/c1t0d0s6 492739 346989 96480 78% /opt /dev/dsk/c1t0d0s5 825636 377789 365287 51% /usr/local /dev/dsk/c0d0p0:1 362176 214008 148168 59% /dos/c /dev/dsk/c0d1p0:1 146500 4 146496 0% /dos/d /home/tomrausi 492739 315011 128458 71% /home/net/tomrausi tomrausi:/home/net/tomrausi/momma[326]:swap -l swapfile dev swaplo blocks free /dev/dsk/c1t0d0s1 102,449 8 246592 139696ここで用いたdfコマンドは、ディスクの空き容量などを調べるための重要なコ マンドです。SYSTEM V系UNIXでは、ディスク容量は1ブロック=512バイトを単 位として表示されるのですが、上の例では -klオプションを指定し、Kバイト 単位、ローカルファイルシステムのみについて表示を行なっています。
この例では、2台のIDEハードディスクに計400MB強のDOSパーティションを作っ ていますので、Solarisで使用しているのは2.5Gバイトほどです。ルートとス ワップは余裕を持っていますので作業ファイルが作成できずにシステムがダウ ンするといったことは起きていません。フリーソフトは基本的に/usr/local/ の下にインストールしていますが、Solarisの場合、/optと同じスライスにし て/opt/gnuなどのディレクトリを作るのも良いでしょう。