Solaris では、useradd コマンドを用いる事で、コマンドラインから簡単にユーザー の登録、ホームディレクトリの生成、ファイルの配布までを自動的に行うことが出来る ようになっています (GUI ベースのツールも用意されているが、実際にはコマンドラインの 方がシェルスクリプトに記述しやすいので、あまり利用価値はないでしょう)。
useradd -c コメント -d ホームディレクトリ -g グループ名 又は グループ番号 -m -k 配布ファイルのディレクトリ名 -u ユーザー番号 -s ログインシェル ログイン名
これらのオプションでは、-m は -d で指定されたディレクトリを 作成することを意味します。-k と、その後ろにディレクトリが指定されていない 場合には、標準では /etc/skel からコピーされます。 実際の使用例は、
useradd -c 'lxa1 test user' -d /home/summer/mytest -g 2000 -m -k /pub/skel -u 5001 -s /bin/ksh mytest
この例では、mytest というログイン名で、コメントが lxa1 test user、
ホームディレクトリが
/home/summer/mytest、
グループ番号が 2000、ユーザー
番号が 5001、配布ファイルが置いてある場所が /pub/skel、
ログインシェルが /bin/ksh になっています。
但し、ここで指定したグループ番号に対応するグループ名が /etc/group に存在 しない場合には、エラーとなり登録は失敗するので次のグループの追加コマンドを用いて グループを作らないといけません。