NISを使うことで、ローカルには持つ必要がなくなるファイルが生まれてきます。 例えば、networks, protocols, ethers, services 等は、 NISクラアント(及びスレーブ・サーバー)には、 要らなくなります。しかし、いくつかのファイルは、NISのもとでも 役割を果たします。
たとえば /etc/passwd にはローカルにログインが可能なユーザー (たとえばシステム管理用のユーザー)を登録しておく 必要があります。
UNIXの種類によっては、「passwdファイルの最後に、+:で始まるエントリー があれば、その後は、NISが参照される」というルールになっているものもあ ります。 Solaris では /etc/nsswitch.conf が存在するので、 そうした設定は必要ありません。
/etc/hosts には立ち上げ時に参照するために、 自分自身とループバック・テスト用のエントリーは最低限なくてはいけません。 また、NISサーバーのエントリーも必要です。