3.12 演習課題

演習 3.1 各マシンの名前を確認しなさい。マシン名は、本学では lxa1, lxb1, lxa2, lxb3, ipcb1, ipcb2 などのように、モデル名 + 列 (a～j) + 行番号 (1～6) で命名されています。マシン名が分からない人は、hostname コマンドを実行してみなさい。

演習 3.2 各自のマシン上で、 groupadd コマンドを用いて、グループ番号 2000、グループ名 summer98 のグループを作成しなさい。次に、useradd コマンドを用いて新しいユーザーを作成しますが、以下の注意に従って下さい。ユーザー番号 5000番台を用い、グループの中で重複しないように相談の上連番にする。ユーザー名、ホームディレクトリは /home/summer/[ユーザー名]、シェルは /bin/ksh で、コメントは適当で宜しい。また、配布ファイルの場所は /pub/skel にありますので、ここを指定し、ホームディレクトリを作成するオプションを付けて、useradd を実行してみなさい。 passwd コマンドでパスワードを上のユーザーに対して発行しなさい。以上が終わったら、telnet コマンドで自分のマシンに上のユーザーでログインしてみなさい。うまく、ユーザー登録できましたか？ (ログイン後、pwd, ps, ls -la コマンドで設定を確認しましょう）

演習 3.3 前の課題で作成したユーザーを削除し、次にグループも削除しなさい。ユーザーを削除する場合には、ディレクトリの削除オプションをつけずにディレクトリは残して置いてください( ls /home/summer で確認しなさい）。もう一度、ログインしてみてログイン出来ない事を確認しなさい。

演習 3.4 以下の課題はグループで行います。

別紙にある通りに４～５人で、ypのドメインのグループを結成しなさい。

マスター、スレーブも別紙にある通りです。他のマシンはクライアントの設定を行います。以下設問の順に従い、作業を進めなさい。

演習 3.7 マスターサーバー上で、先に削除した各自のユーザー登録をしなさい（グループ全員の設定をする）。その時に、ユーザー番号、グループ番号、ホームディレクトリは先に各自のマシン上で行った設定値を使用すること。ホームディレクトリは、マスターサーバー上のユーザー以外のユーザーについては作成しないこと（この場合、ホームディレクトリは各ユーザーのマシン上にあります）。

演習 3.8 マスター・サーバーの設定を全員で共同して行いなさい。
/etcディレクトリ内の ethers、netgroup、netmasks、timezoneなどのファイルが存在しないためにエラーメッセージが出る場合は、touchコマンドで空ファイルを作成せよ。 /var/yp/securenetsの設定は、クライアントを列挙する方式で行なうこと。設定が終わったら、init 6でマシンを立ち上げ直しなさい。

演習 3.11 各ユーザーが、各自のマシン上でログインできることを確認しなさい（ /etc/passwd に自分のユーザー名がない状態です）。また、グループの中の他のマシンにログインしてみなさい（ホームディレクトリがないのでログインできません）。

演習 3.12 cat /etc/passwd と、 ypcat passwd の出力を比較せよ。
cat /etc/hosts　と、 ypcat hosts の出力を比較せよ。
ypwhich コマンドで、それぞれのクライアントがどのサーバーからサービスを受けているか確認しなさい。

演習 3.13 マスター・サーバー上の/etc/passwd ファイルに、ユーザーのエントリーをさらに一人追加しなさい。（ユーザー名、ホーム・ディレクトリは適当なものを考えよ）
サーバーの/etc/passwd を変更しただけでは、マスター・サーバー以外では、ログインできないことを確かめよ。

演習 3.14 マスター・サーバー上で、ypデータベースの更新手続きをとりなさい。その後は、マスター・サーバー以外でも、新しいユーザが ypcat で見える事を確認せよ。（但し、ホームがない状態なのでログインは出来ない）。