例 1. 1 では、Nice to meet you! と表示された直後にプログラムの実行は終了する ので、表示が見ずらい。そこで、Nice to meet you! と表示した後で改行 されるようにしよう。
例 1.2 /* kadai 1.2 */ #include <stdio.h> main() { printf("Nice to meet you!\n"); } |
\n
は、特別な文字で、この2文字で改行をあらわしている。一般に、C 言語
では、文字列中に特別な文字を入れたい場合は、\
で特別な文字の始まりを
あらわす。\
の後に来る文字は色々なものがあり、今後徐々に学んでいく予定
である。
注意 \
は、端末によっては ¥ と表示されるが、表示が違う
だけで、同じものである。
printf(" ... ")
は、"
と "
の間ではさまれた文字を画面
に表示する命令である。ここで注意するのは、printf()
の後ろについている
;
である。実は、このセミコロンは、C 言語における文の終わりを表してい
る。なぜ、文の終わりが必要かというと、C 言語ではソースに書かれた改行は、
ほとんどの場合意味を持たないからである。だから、例 1.2 は次のように書くことも
出来る。
例 1.2.2 /* 文の終わりは ; */ #include <stdio.h> main(){printf("Nice to meet you!\n");} |
非常に見づらいソースですね。だったら改行が意味を持たないと言っても、あんまり
役に立たないと思う人もいるでしょうが、長い文では適当に改行を入れることで見易く
することが出来るので便利なのです。まあ、今のところは、あまり長いプログラムは
書きませんので関係ありませんが、C 言語の文の終わりは ;
であるという
ことは、覚えておきましょう。