for ( i=0; i<10; i=i+1 ){
printf("おはよう\n");
}
|
この例では、初期化は 
で、整数変数 
に 0 を代入し、
が真で
ある内は printf を実行する。最後の 
が実際に
の値を増やしている。
- 注意
-
は、数学的には明らかにおかしいが、
c 言語では正しい式である。
なぜならば、
は等号ではなく、代入演算だからであり、まず、右辺の 
が実行されて、評価される。例えば、最初に だったならば、
は、1 と評価され、その結果が、改めて、 に代入される。
つまり、 の結果は、一旦別の場所に
保存されているから、こうしたことが可能になる。
（このことは、 を実行しても
の値は変わらないことからも分かる。）
for ( i=10; i>0; i=i-1 ){
printf("Hello!\n");
}
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この例は、先の例と同じであるが、初めが 
で、１づつ減らしながら、
まで逆順に１０回のループを回している。
int i,x;
x=0;
for ( i=2; i<=20; i=i+2 ){
x = x + i;
}
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この例は、初期値は 
で、増分は 2 で、 が 20 になるまで、
に
その値を足していっている。つまり、２の倍数を２から２０まで全部足す計算を
している。結果は、
となる。
x = 2; /* 初期化条件がループの外にある */
for ( ; x < 1000 ; ){
x = x * x;
}
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この例は、間違っているようであるが、実はなんの問題もなく実行できる。
先に説明したとおり、初期化と増分処理は何の評価もしない。つまり、for 文の
実行には何の関係もしない（勿論、セミコロンを省略することは出来ない。）
従って、何もしないという意味で、空欄であってもよい。この例の場合は、
を計算して、 に代入することを繰り返しており、
を満たす
間は実行をするようになっている。ただ、注意するのは、 だったら
必ず２乗を実行するので、繰り返しを終わったときには、 の値は 1000
を越えている点である。
for (;;){
}
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これも文法的には正しい。実は、for 文は継続条件の欄も空白であってよい。 勿論、その場合、継続条件がないので、終了しない！ こうしたループを無限ループという。（決してやってみないこと。） こうした無限ループを終わらせる方法は、後に勉強する。
for ( i=0; i<10; i=i+1 ){
i=2;
}
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これは、何も恐ろしくないように見えるが、実はこれも無限ループになっている。
なぜならば、
が常に実行されるので（実際は、２回目以降の増分処理で
が継続検査の前に実行されるので、継続検査の時には必ず 
となっている）、
の継続検査が常に真となり、永遠に偽になることはない。
このように、c 言語では、繰り返しの変数も変数なので、ループの中で自由に値を 変えることが出来るので、注意が必要である。
i = 10;
for ( ; i<10; i=i+1 ){
printf("Hello!\n");
}
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この例の場合、初期化を行なっておらず、ループの前で、 を実行している
ので、継続検査において偽となり、ループは１回も実行されない。
for ( i=1; i<10; i=i+1 ){
if (i==5){
i=11;
}
}
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これは、一種の反則技であるが、ループ変数も変数であることを利用して、
for 文の中の if 文で、 が５に等しくなったら、強制的に を 11 に
しているために、次の継続検査で偽となり、ループを抜けてしまう。
for ( i=1; i<10; i=i+1 ){
if (i==5){
break;
}
}
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これは、例８と同じで、 の値が５になったらループを抜けるための
正式なやり方である。break は、繰り返しを止めてしまえ、という命令である。