c 言語では、括弧(特に中括弧
)の対応関係は重要である。これが、
間違っていると、コンパイラは殆ど解釈不可能の状態に陥る。また、括弧の
数はあっていても、場所が違うと思わぬバグが生じる。従って、括弧の対応関係
や位置が判読しやすいようにソースコードを書くことが非常に重要になってくる。
どのようなソースコードの書き方が良いかについては、次のセクションで述べるが、
括弧の対応関係をプログラムを書いている最中や、書いた後で参照したい場合も
ままある。これを目で探していると非常に骨が折れるので、大抵のエディタには
これを探すコマンドが用意されている。
vi で、対応する括弧を探すためには、コマンドモードにおいて、
または
の上にカーソルをおいて % キーを押せば良い。
にカーソルがあるときは、
対応する
にカーソルが移動する。また、
にカーソルがあるときは、逆に、
にカーソルが移動する。対応する括弧がない場合は、ビープ音を発して、注意を
喚起するようになっている。(勿論、その他の括弧 [ ]
( ) でも有効である。)
また、括弧閉じる(
または ) )を打ったときに、常に対応する括弧を明示して
くれるように vi のモードを設定することも出来る。このためには、ex モードで
:set sm
または、:set showmatch
と打てば良い。
こうしておくと、入力の最中に括弧
閉じるを打つと一瞬だけ括弧の始まりにカーソルが移動し、その後再び括弧
閉じるの後ろにカーソルが戻る。これは、あくまでも注意を喚起するためにカーソルが
移動するだけなので、入力は通常どおりに行なわれる。
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Hiroyasu Asami