6.2 まとめ

論理演算

論理値の間の演算を論理演算と呼び、結果は真か偽である。(c 言語では、 偽は0、それ以外の数値は全て真であることに注意せよ。) 論理演算子には次のようなものがある。

演算子 機能 優先順位
! 否定 1
&& and(かつ) 2
|| or (または) 3
論理 and と 論理 or 演算は2項演算子であるのに対し、否定演算子は単項 (一つの論理値に作用する)演算子である。また、否定演算子は関係演算などより 優先度が高いので、$! a > b$ は、$(!a)>b$ と等しい点に注意する。 紛らわしい場合は、丸括弧をつけることで演算の順序を指定できるので、積極的に 丸括弧を使った方が良い。

各演算子の意味は次の通りである。

否定
真のものを否定すれば、偽。偽を否定すれば真。
論理 and
2つの論理値が同時に真である時のみ真。それ以外は全て偽。
論理 or
2つの論理値が同時に偽である時のみ偽。それ以外は全て真。



最初のページ 戻る 次へ 最後のページ 目次
Hiroyasu Asami