プログラムの途中でプログラムの実行を止めたいことがある。
このために、exit()
関数が用意されている。exit()
関数は、
引数に終了値をとる。この終了値は、プログラムを呼び出した側に通知されるが、
0 は正常に終了したと解釈される。通常は、0 を使えば良いであろう。
また、プログラムの冒頭に #include <stdlib.h>
が必要である。
(先に学んだ rand()
も <stdlib.h>
を必要とするが、
#include <stdlib.h>
は一度書くだけでよい。)
#include <stdio.h> #include <stdlib.h> main() { int seed, random; seed = 2; srand(seed); for (; ;){ /* 無限ループ */ random = rand(); printf("random is %d\n", random); if(random > 10000){ exit(0); /* 10000 以上の時に終わる */ } } } |
この例の場合は、無限ループになっているので、乱数が 10000 以上にならない限り
終わらない。この例では、exit()
を使わなくても、break
文を
用いても同じになるが、ループが何重にもなっていて、直ちにプログラムの実行を
終わらせたい場合には exit()
が重宝する。