21.6 まとめ

メモリ割り当て

メモリ中から必要なメモリを取得するにはメモリ割り当て関数 malloc() を用いる。
    void * malloc( int );
引数には必要なメモリ量をbyte単位で指定する。また、 正確には引数には符号無整数を用いる。 返り値は割り当てられたメモリへのアドレスが返る。

malloc()で確保したメモリの開放には free() を用いる。

    void free( void * );
引数に開放したいメモリへのアドレスを指定する。

キャスト

明示的な型の変換をキャストと呼び、単項演算子として定義されている。
    char *p;
    p = (char *)malloc(10);

文字列操作

文字列の長さを取得する関数として strlen()がある。
    int strlen( char * );
但し、文字列の終わりの \0 は数えられない。

文字列のコピーのために strcpy()がある。

    char *strcpy( char *dest, char *src );

型、オブジェクトの大きさ

型や割り当てられたオブジェクトの実際の大きさを計るために sizeof演算子が用意されている。演算順序などの問題が発生しない ように通常は () で括るようにする。
    malloc( sizeof(int) * 10 );



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Hiroyasu Asami