22.1.3 リストへの挿入

リスト構造の柔軟性は、リストへのオブジェクトの挿入でも見られる。 リストへの挿入は、既にオブジェクトが用意されていた場合次のように 簡単なものである(図 [*])。

\begin{figure}\begin{center}
\epsfile{file=list4}
\end{center}\end{figure}

    struct LIST * midList( struct LIST *before, struct LIST *new){
        struct LIST *p = before;
        new->next = before->next;
        before->next = new;
        return p;
    }

ここで、before はオブジェクトを挿入したい場所の前に位置する リンクのオブジェクトであり、new は新たに挿入したいオブジェクトである。 ポイントは、before の次に new が来るようにし、new の後ろに 元々 before の後ろに位置していたオブジェクトを繋げる事である。 但し、このプログラムでは先頭にオブジェクトを入れることができない 点には注意しよう。



最初のページ 戻る 次へ 最後のページ 目次
Hiroyasu Asami