インダイレクトマップに関しては、設定ファイルを変更すれば、 次にオートマウントが行われた(そのマウントポイントにcdなどされた)ときに 直ちに新しい情報が参照されます。
マスターマップとダイレクトマップに関しては、automountdがこれを起動時に
読み込みますので、変更後automountdを立ち上げ直す必要があります。
ps -ef | grep automount
としてプロセスIDを調べ、
kill プロセスID
としてautomountdを殺します。
このとき、むやみに -KILL (-9)などのオプションを使わないようにして下さい。
プロセスが終了処理を行なえず、システムが異常な状態になる可能性があります。
その後、手動で
/usr/lib/autofs/automountd
のようにデーモンを起動すれば新しいマップが読み込まれます。
いずれの場合も、オートマウントされたディレクトリが使用されなくなってから アンマウントされるまでのタイムアウト時間がありますので注意して下さい。 タイムアウト時間は、デフォルトで5分です。 タイムアウト時間の変更方法は OSによって異なります。
Solarisの場合、automountdをkillすることなくマップ情報の更新と タイムアウトの設定を行なうためにautomountという管理用のコマンドが 用意されています。
automount
コマンドの書式
automount [ -t timeout ] [ -v ]
タイムアウトは秒単位で指定できます。また-v
オプションを指定する
と、マップの更新に際し必要となったマウント、アンマウントを表示します。
通常は「automount -v」とすれば問題ないでしょう。
オートマウントが反映された場合
automount: /home/summer mounts automount: /summer unmounted
というようなメッセージが表示されます。 もちろんオートマウントの設定次第で
automount: /home/summer mounted automount: no unmounts
というように、マウントあるいはアンマウントのいずれかの表示しか なされない場合もあります。
いずれの更新もない場合は
automount: no mounts automount: no unmounts
という表示になります。
Solarisの場合はまずこのコマンドを使用し、うまくいかない場合にはプロセ スの再起動を行なえばよいでしょう。