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10.6.1 UserDir指定子

一般のユーザが、自分のホーム・ページを作成することを可能とするのは、 極めて簡単です。srm.confファイルの中で、ただ一行、 UserDir指定子で、 ユーザのwwwドキュメントが置かれるディレクトリ名を指定すればいいのです。 なお、この設定は、UNIXのシステムに、大きくディペンドしています。

UserDir public_html

このデフォールトの例では、各ユーザの、ホーム・ディレクトリ上のpublic_html という名前のディレクトリが、各ユーザのwwwドキュメントの置き場所になっていると、 wwwサーバは考えます。

UNIXでは、ホーム・ディレクトリを、'~' で表すことがあります。 こうした表記を使えば、wwwサーバは、各ユーザの ~/public_htmlを、wwwの ドキュメントが入っていると思うわけです。 また、UNIXでは、あるuserのホーム・ディレクトリを、~userで表すことが あります。 「ユーザ相対」と呼ばれる、この表記法は、wwwでも転用されて います。

今、ユーザ sakamoto のホームを /home/net/staff6/sakamoto、ユーザ gakusei1 の ホームを、
/home/net/sparc01/moon/gakusei1 としましょう。この時、左の ユーザ相対表記と、右の絶対パス名は、同じファイルを指すことになります。

~sakamoto/www   <-----> /home/net/staff6/sakamoto/www
~gakusei1/www   <-----> /home/net/sparc01/moon/gakusei1/www



Noriyo Kanayama