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2.5.1 シャットダウンの手順

通常は、shutdownコマンドでマルチユーザモードからのシャットダウン を行います。 shutdown コマンドは、システムがシャットダウンされることをユーザに 自動的に通知します。オプションで、システム停止までの 時間や、どの動作状態に移行するかを指定できます。何も指定しないと、 shutdown コマンドは、60秒後にシングルユーザモード(レベルs)に、システムを 落とします。このコマンドを実行することが出来るのはrootだけです。

     shutdown [-y] -g何秒後に停止 -i移行するランレベル

通常shutdownコマンドは、管理者にいくつかの確認を求めてきます。ほとんど の場合、 ``y''と答えることになりますので、自動的にすべての質問に対し ``y''を入力するための -y オプションがあります。

shutdownを行なう時には、他のユーザーやプロセスが、システムを使っていないか 確かめる必要があります。これを怠ると、そのマシンを使用していたユーザに (重要なファイルが失われるなどの)致命的な損害を与えることもありえます。 また、shutdownの操作は、rootになってルートディレクトリで行なわなければ なりません。

1.
whoで、誰かログインしているか確かめる。
2.
ps -afで、動いているプロセスを確かめる。
3.
cd /で、ルート・ディレクトリに移動する。
4.
必要なオプションを指定し、shutdownを実行。

通常のリブートの場合は、shutdown -y -g0 -i6とすればよいでしょう。



 

Noriyo Kanayama