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正しくシャットダウンを行なわなければいけないとはいえ、まれにどうしても
システムが入力を受け付けずシャットダウンできない場合があります。
このような緊急事態には、Sunのワークステーションの場合はキーボードの左
側にあるL1(Stop)キーと ``A''のキーを同時に押すことにより強制的にokプロ
ンプトまで落すことができます。しかし、プロセスの終了時の処理などは行な
われませんのでシステムに障害が出ることもあります。せめてメモリとディス
クの状態を一致させるため、syncコマンドを実行してください。すると現在の
ファイルの状態をディスクに反映させた後、システムはリブートします。
L1+Aでも反応がなければ、いよいよ電源を切るしか手はありません。スーパユー
ザの役目として、無事を祈りつつスイッチを切りましょう。そして何秒か待ち、
再び電源を投入します。おそらくファイルシステムに障害が起きているでしょ
うが、重大なものでなければブート時にシステムが自分で修復します。その際
システム管理者に対し確認を求めてくることがあります。(ファイルシステム
の章を参照)
Noriyo Kanayama