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2.5.2 動的ルーティング

動的なルーティングを可能にするプロトコルには様々なものがありますが、通常は、 routed または gated を使えば対応出来ます。routed は、内部のルーティングに 用いられ、 RIP を経路制御情報の交換に用いますが、15 個を越えてネットワーク・ セグメントを伝達することは出来ません。一方、gated は内部のルーティングだけ ではなく、外部へのルーティング情報も動的に制御することができます。とは言え、 よほど大きなネットワークであるか、外部への gateway を多数持っていて、 回線が切れた場合にも接続を保証するような場合でない限り、 routed や gated を使う必要はないでしょう。 また、動的ルーティングが必要な場合でも、これらの制御は負荷が高いので、 静的ルーティングをうまく使い、動的ルーティングを極力最小限度に保つのがポイント です。



Noriyo Kanayama