こうしたユーザー環境の設定は、ピリオド・ファイルと 呼ばれる何種類かのファイルを、ホーム・ディレクトリー上に置くことで 可能となります。基本的には、どのshellをログインshellとして使うかで、 異なったピリオドファイルの設定が必要になります。
最近では、zsh や tcsh のような高機能なフリーのシェルが人気を呼んでいる ようです。 (但し、不便であるからといって、スーパーユーザーのログイン shell を /bin/sh 以外のものに変えてはいけません。)
適切な環境設定が出来るか否かは、UNIXシステムの使い易さを 大きく左右します。もちろん、ユーザー環境の設定は、 ユーザーが各自で行うことが基本なのですが、システムの標準的な ピリオド・ファイルの内容を作成し、それをひな型として、新規ユーザーに 配布することはスーパー・ユーザーの仕事の一つです。