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4.5 fsckコマンド

writeは、通常は、ディスクへの書き込みではなく、メモリー上のバッファーへの 書き込みを行ないます。バッファ上の情報は、バッファが他に使われる場合か、 またはシステム既定の一定時間ごとにfsflush デーモンによってディスクに書 き込まれます。 もし、まだバッファにある情報がディスクに書き戻されないうちにシステムが 停止するような事態が起きた場合、ファイルシステム中に矛盾がしょうじるこ とになります。 fsckは、ファイルシステムの整合性をチェックして、矛盾を発見したらそれを 取り除こうとします。 fsckコマンドの使い方は、次のように、キャラクタデバイスを指定します。

fsck キャラクタデバイス名

fsckを行なう時は、必ず対象となるファイルシステムがマウント(後述)されてい ない状態で行ないます。


 

Noriyo Kanayama