mount -F ファイルシステムのタイプ [マウントオプション] ブロックデバイス名 マウントポイント
という形になります。 ファイルシステムもマウントポイントも指定しなければ、現在マウントされて いるファイルシステムについての情報が表示されます。 オプション -p では、/etc/vfstabの形式(後述)の出力が、オプション -vでは、もっと詳しい情報が得られます。 マウントコマンドの対象になるのは、必ずブロックデバイスであることに注意 して下さい。rawデバイスを指定してもマウントできません。
mount -F ufs /dev/dsk/c0t3d0s0 /
という操作により、物理ディスク/dev/dsk/c0t3d0s0の、ファイルシステムを、 システム全体のルートとして使用することができます。そして
mount -F ufs /dev/dsk/c0t3d0s6 /usr mount -F ufs /dev/dsk/c0t3d0s7 /home
は、スライス6,7上のファイルシステムを、それぞれ、/usr、/homeに重ね合わ せることになります。
上の三つのマウントコマンドが実行されると、単一のUNIXファイルシス テムが構成されるのですが、どの様なファイルシステムができあがるか、理解 できたでしょうか。
確認のため、簡単なテストをしてみたいと思います。以下にあげたファイルまた はディレクトリは、実体としては、0、6、7のどのスライスに属することになるのでしょ うか。帰属が不明なものは xとしてください。