next up previous contents
Next: 4.3 オートマウント Up: 4.2.2 クライアント側の設定 Previous: 4.2.2.2 mountの解除

4.2.2.3 /etc/vfstab

mountコマンドも、手で実行するかわりにあらかじめ設定ファイルに記述しておけば、 立ち上げ時に自動的に必要なファイルシステムがマウントされます。 このファイルは、System V系では /etc/vfstabです。ローカルなファイルシステムも NFSのファイルシステムも両方記述することができます。 書式は付録を参照して下さい。NFSの場合はファイルシステムのタイプに nfsを指定することになります。 このファイルに記述されたファイルシステムに関しては、mountコマンドを用いる際に 情報を一部省略できます。 また、このファイルに記述された全てのファイルシステムのマウントを 手動で行なう場合はmountall、全てのファイルシステムのマウントを解除するには umountallコマンドを用います。

しかしながら、ローカルファイルシステムに関しては、OSのインストール時に このvfstabファイルは正しく設定される場合がほとんどであり、ハードディスクを 増設するまでは特にこのファイルの内容を変更する必要はないでしょう。 また、NFSファイルシステムについては、このvfstabファイルで記述するより、 次節で扱うオートマウントで管理した方がよいでしょう。



Noriyo Kanayama