16.6 まとめ

配列の宣言

一次元配列の宣言は、

    [型]  配列名[個数];

で行う。配列名の後の個数を囲む [,] は省略出来ない。 個数で指定されただけの数の領域が確保される。

配列の操作

配列の要素には、添字を指定してアクセスできる。

    int rei[100];
    ...
    for(i=0; i<100; i++){
        rei[i]=i;
    }

添字は、100 の大きさの配列を確保した場合、0 から99 までである。従って、一般に $n$ の大きさの配列では、添字は、 0 から $n-1$ までである。

添字は、整数値であるので、整数値を返す式が許される。もちろん、 整数値を返す関数でも良い。

変数の初期化

一般に、変数は、宣言時に初期化することができる。

    int  a = 0;
    int  b = 4, c = 2;

配列の初期化

配列の初期化は原則的にはできないが、2つの例外がある。一つは、 外部的(グローバル)である場合、もう一つは、静的である場合である。 この2つのいずれかの場合、以下のように初期化をする事ができる。

    char str[8] = {'k','a','n','a','y','a','m','a'};

また、このとき明らかに大きさは8であるから、個数の指定を省略 する事ができる。

    char str[] = {'k','a','n','a','y','a','m','a'};

標準関数
getchar(), putchar()

一文字標準入力から読み取る関数  int getchar(void)
一文字標準出力に出力する関数    int putchar(int)

getchar() は、引数なし、返り値は、読み込んだ文字を整数に拡張した もの、putchar() は、引き数は、出力したい文字、返り値は出力した文字 を整数に拡張したもの。

getchar() は、エラーまたは、入力の終わりでは、EOF ( End Of File の略)を返す。(EOF は、システムによって、 $-1$ に定義されている。)



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Hiroyasu Asami