next up previous contents
Next: 7.3 mbox について Up: 7. POP, IMAP4 の導入 Previous: 7.1 UW IMAP4 の作成と導入

7.2 UW IMAP4 with kanayama patch について

UW IMAP4 はユーザーのメイルディレクトリをホームディレクトリ全体と みなすようになっています。従って、ホームディレクトリ全体が丸見えに なるなどの問題があります。また、誤ってファイルを消去する場合や、 ホームディレクトリに大量のファイルをユーザーが置いていると、そのために クライアントの動作が遅くなったりもします。そこで、筆者は UW imap4 を 改造し、指定したユーザーのディレクトリ(例えば ~/Mail など) を IMAP がホームディレクトリと解釈するように変更しています。 このオプションを有効にするためには、/etc/c-client.cf というファイルを 作成し、以下のように設定しておきます。

I accept the risk for IMAP toolkit 4.1.
set restricted-home-directory /Mail

この例の場合には、~/Mail ディレクトリが IMAP が扱うユーザのホーム ディレクトリになります。 / を付けるのを忘れてはいけません。何故ならば、単純にユーザのホーム ディレクトリの後ろに連結しているだけだからです。(/home/summer/test が ホームの場合、/home/summer/test/Mail になる)



Noriyo Kanayama