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4.3.1 オートマウントの設定

ここでは、Solaris 2.5での仕様に基づいてオートマウントの解説を行ないます。 設定ファイルなどの名前はOSによって異なる場合がありますので注意して下さい。 また、Solarisではオートマウントによって管理されるファイルシステムのことを autofsと呼んでいますが、特に新しいファイルシステムを導入したと考える必要は ありません。

もうひとつ、設定ファイルの中で元になるファイルシステムのタイプを 指定することにより、NFS以外のローカルなファイルシステムについても オートマウントを適用することができるのですが、実際には運用上のメリットが あるのはNFSの場合でしょう。以下でもNFSの場合に限って説明を行ないます。

クライアント側でオートマウントの要求を受けとり、実際に必要なNFSマウントを 行なうデーモンはautomountdです。このプロセスは、システムがランレベル2 (付録 立ち上げとシャットダウンを参照して下さい)に入る時に自動的に起動されます。 もし以下の設定を正しく行なっているにもかかわらずうまくオートマウントが できない場合、クライアント側でこのデーモンが動作しているかどうか確かめて下さい。



 

Noriyo Kanayama